11月の営業スケジュール・読書会、ブックバザーのお報せ

毎年この時期になると

「秋が通り過ぎてあっという間に冬になった!」

という感覚に陥ります。ひとえに、10月頭までは半袖一枚でもどうとでもなっていたものの、10月が終わるころには一枚羽織るだけでは甚だ心もとないほどに寒風が吹きすさんでいるから(と思うから)なのだと思います。先月の営業のお報せで「肌寒くなってきたねぇと言っていられたらいいね」等とのんきなことを書いていますが、今の私はカーディガン着込んでも部屋でやや凍えています。半纏が欲しい。

職業柄ヘルメットをかぶることが多いのですが、今月頭の仕事中ではどうにも汗ばんでいた覚えがありますが、多分今日明日の仕事では特にそんな状況にも見舞われないような気買いしています。

とはいえ、じゃあこれが冬なのかと言われると、実際のところ冬はもっと寒かったなと、1月ごろの気候や服装を思い出しながら考えるわけです。私はほどほど寒がりなのでダウンジャケットを愛用しているのですが、今はまだ出張らせるには少々気が早い。着てしまったらそれまでとも思っていますが。


11月営業スケジュールのお報せです。

今月は通常営業のほか

・勝手に読む読書会(こんぶトマト文庫) 11月16日(日)

・BOOK PORT CAFEの読書会 第Ⅳ期(BOOK PORT CAFE) 11月22日(土)、23日(日)

・BOOK PORT BOOK BAZAAR 11月29日(土)

となります。ブックバザーは10月開催予定のものが雨天中止したため、その順延分の開催となります。


今月もブックバザーのお報せがあるため、「私たちのまち寄港」は休載です。基本毎月のスケジュール下端に載せていたまち寄港ですが、今後はブックバザーやマルシェなどのお報せがある時には載せない方針といたします。理由は「ほかにお報せすることがあるのに僅かな紙面をこれで圧迫するのはいかがなものか」という意見で制作方針が一致したためです。いかがなものかと書くと随分大仰な雰囲気になりますが、つまるところ「ただでさえ文字情報いっぱいでごちゃつきやすいのだからちょっとスッキリさせましょう」くらいのものです。

ブックバザーやマルシェのない月は載せますので、もし楽しみにしている方がいらっしゃったら、次回は1月の掲載を予定しておりますのでよろしくお願いいたします。


先月同様開催の順番は前後しますが、冒頭でまずこちらをお報せいたします。

10月に開催を予定していたものの雨天のため中止とし、順延させて開催としましたBOOK PORT BOOK BAZAARのお報せです。

こちらも先月同様の紹介になりますが、本企画に意図や詳細については下記リンク先をご覧いただけますと幸いです。

当日は午後から雨天の予報でしっかりかぶってしまったなと思っていましたが、午前のうちからがっつり雨でした。うちだけではなく各地で本にかかるイベントが予定されていましたが、それらもあえなく中止となったようです(神保町のブックフェスティバルとか)。

とはいえ、このブックバザーについては今回特に出店者を招いているわけでもなく、ただ単に私とBOOK PORT CAFE店主の都合で開催可否を判断できるものなので、「このまま終わらせるのもしのびない」ということで、11月に再度開催を試みる運びとなりました。

内容は先月予定していたものと同じになりますが、日が暮れるのがいっそう早くなっているため、全体の開催時間を1時間前倒ししております。

11月の終わりはきっと寒くなっていることかと思いますが、ご都合よろしい方々是非ご来場ください。ブックバザー開催中はカフェ店内もご利用いただけます。


こんぶトマト文庫主催の「勝手に読む読書会」、第3回に入りました。

勝手に読む読書会、とは。

・とりあえず何となく知名度があって、

・そこいらの本屋さんにまず置いてありそうな、

・ちょっと読んでおきたいなという気持ちにさせてくれる、

・とはいえ結構分厚いし、

・読むのけっこう時間かかりそうな本

と、いう本を各々勝手に読んでいく読書会になります。


今回は武田百合子の『富士日記』を勝手に読んでいきます。

作家・武田泰淳の妻である武田百合子。泰淳は『ひかりごけ』や『富士』で知られた作家でありますが、実際に書店で目にする機会はもしかしたら百合子の方が多いのかもしれません。それに一役買っているのは、恐らくこの『富士日記』という今なお語り継がれる日記文学を書いたが故だろうと勝手ながら思っています。

数日分ばかり読みましたが、内容はとても他愛のない日記です。夫と過ごした富士山麓の別荘での生活を日ごとに綴ったもので、朝は何を食べ昼はどこで何をいくらで買っただの、その道中で耳にした音楽が良かっただの、そういう内容。しかしこれが今でも「私は富士日記をこう読んだ」といった類の関連本が出てくるほどに人気を博している。未読勢としてはそれがどうにも不思議でならない。

元より、日記にはあまり親しみのない人生を歩んでいます。最初の辺りだけ書いてあってあとは真っ白のマイブック(新潮文庫)が何冊あることやら。一応は買っている手帳もろくに書きゃしない。

そんな性質をしているにもかかわらず、今回『富士日記』を選んでみました。それはやはり、この会の主旨に全く適したものだろうなぁと思った次第だからです。放っておいたらなかなか手に取らない。だからこそ読んでみよう。


申し込みなどは必要ありません。参加料もありません(カフェでワンドリンクオーダーをお願いします)

いっそ手ぶらで来られてもBOOK PORT CAFE店内のこんぶトマト文庫にて新刊を販売しております。『富士日記』は中公文庫の上中下が揃っています。


そして早速初回で恐縮ですが、主催者である私こんぶトマト文庫は不在を予定しております。申し訳ございません。

幸か不幸か、主催者不在でも特に何も問題がない読書会です。何故ならどのみち各々が勝手に読んでいるだけなので。

どうぞ勝手にお越しくださいませ。


時代・形式問わず鎌倉を描く作品を集めた異色のアンソロジー『鎌倉遊覧』を読み進めていくBOOK PORT CAFEの読書会第Ⅳ回、今月は永井龍男の『日常片々』となります。

著者は、「文芸春秋」と深いつながりを持ち、また戦前に移住した鎌倉を終の住処とした作家、永井龍男。本作『日常片々』は、永井龍男が戦前と戦後で大きく移り変わった鎌倉の在りし日の姿を綴った短い随筆集になります。

収録されている『鎌倉遊覧』はこんぶトマト文庫でもお買い求めいただけます。

開催日は変わらず第四土曜日の夜と翌日曜日の朝。お問い合わせ・申し込みは

BOOK PORT CAFE

電話:0467-82-0944

メール:bookportcafe.yoko@gmail.com

までお願いいたします。


先月はマルシェとブックバザーを予定していたのですが、そのどちらもが雨天悪天により中止と相成りました。

マルシェを初めて早2年、その前にも一箱古本市などをしていたのですが、それらを通して雨天で中止としたことが一度もなかったことが密かに有難い事でした。それがひと月で二度も。ショックを受けたところで何もやり場がない話になるのですが、それでもやはり残念極まりないなと思った次第です。

とはいえ、やるならやる、やれぬならやらないを明確にするのもまた自分の仕事だろうと思いますので、そこはかっきりとしなくてはならないと思いました。


ということで、ということで?ブックバザーは11月に再度開催を試みます。

きっと寒かろうけれど何とか晴れてくれることを願ってやみません。その際はどうぞご来場の程よろしくお願いいたします。

こんぶトマト文庫のふみくら

「こんぶトマト文庫」のホームページです。

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