8月の営業スケジュール・読書会のお報せ

大変に暑い日が続いていますが、皆様ご無事でしょうか。

我が家では先日買ったコードレス式のサーキュレーターが大活躍しています。中にバッテリが入っているそうで、それが続く限りは好きな場所へ持っていって部屋の空気を回してくれます。未だに扇風機とサーキュレーターの境目がわかりません。あるんでしょうか、明確にその境目と言うものが。


8月の営業スケジュールのお報せです。

今月は通常営業のほか

・勝手に読む読書会(こんぶトマト文庫) 8月17日(日)

・BOOK PORT CAFEの読書会 第Ⅳ期(BOOK PORT CAFE) 8月23日(土)、24日(日)

となります。


今月の「私たちのまち寄港」は、私こんぶトマト文庫が書きました旧名古屋ボストン美術館についてです。上にも書かれている通り、2018年に閉館し、その後名古屋市主導で金山南ビル美術館棟という名称で展覧会などが開かれているようです。

最後の一行にもあるとおり、何度か行った事があるはずなのですが、そこで何を見たといった思い出はほとんど皆無なのです。不思議なことに。随分前に同コーナーで紹介した豊田市美術館の方が明らかに遠方にあるにもかかわらず行った回数は多いし、加えて、フランシス・ベーコンやジャン・フォートリエ、そこで何を見たかといったこともよく覚えています。

交通の便は相当に良く、また駅からのアクセスも抜群なはずなのに、不思議と足が向かなかった美術館。閉館に至る経緯を軽く読んでみても、眉間のしわが深くなるばかりでした。


こんぶトマト文庫主催の「勝手に読む読書会」、今月は17日(日)に開催いたします。今月も引き続きドストエフスキーの『罪と罰』を読んでいきます。

先月は私が不在でお越しいただいた方々には申し訳ございませんでしたが、今月もまた不在となります。しかも確実におりません。重ね重ね申し訳ございません。

ただ、やはりというかなんといいますか、先月は私が不在であろうが、まぁそりゃあ各自お茶して本を読むだけで特にディスカッションも何もないので、そりゃあそうなのですが、基本的に特に差し支えなく終了したとの報をBOOK PORT CAFE店主より承っています。

なので今月お越しになる方も、特に気にすることなく本を読みに来ていただければ幸いです。


なお『罪と罰』はBOOK PORT CAFE店内のこんぶトマト文庫でも販売しております。

現在同作品は安価に手に入る文庫版が4社分ありまして、岩波文庫版の中・下を除き現在在庫してあります。手ぶらでお越しいただいて、なんとなく気になった版の文庫をご購入いただければその場でするりとご参加もいただけます。

暑い只中ではありますが、どうぞご勝手にお越しください。


時代・形式問わず鎌倉を描く作品を集めた異色のアンソロジー『鎌倉遊覧』を読み進めていくBOOK PORT CAFEの読書会第Ⅳ回、今月は小津安二郎が監督を務めた映画『晩秋』の脚本になります。

脚本を読んだことは幾度かありますが(無論演じる側ではなく単に読み物として)、小説などとは全く異なる読み方をしてしまいます。それはひとえに、その文章が「演じること」、つまりは「舞台であれスクリーンであれ、それが映像となることが約束された文章」ということを前提とした文章だからでしょうか。小説だと時折「映像不可能」といった文句が帯に掛かれたりもしていますし。ただ以前読んだとある脚本は「読んで役者が役を獲得する事」を目的としたものという、少し複雑なものがありましたね。閑話休題。

小津映画、恥ずかしながら実は見たことがなく、その作品技術に関しての話を耳にしたことがあるくらいです。何から見るべきでしょう、やはり『東京物語』でしょうか。しかしせっかく全く見たことがないのなら、この『晩春』から始めてみてもいいかもしれません。


収録されている『鎌倉遊覧』はこんぶトマト文庫でもお買い求めいただけるほか、こちらの作品は青空文庫でもお読みいただけます。

開催日は変わらず第四土曜日の夜と翌日曜日の朝。既に日曜日は定員とのことですが、土曜日はまだ空きがあります。お問い合わせ・申し込みは

BOOK PORT CAFE

電話:0467-82-0944

メール:bookportcafe.yoko@gmail.com

までお願いいたします。


なんと今月は少々まとまった休みを頂戴することになり、今から既に戸惑っています。普段から2連休以上の休みを取ることがあまりなく、仮に1日足して3連休にしても大体が目的を備えているものなので、特に目的もなく(というかどこかに行く気がない)連休があると、果たして何をしようかとそわそわしてしまいます。

ひとまず今のところは、パソコンやスマホの中のデータ整理だけはしようと決めています。特にパソコンの中にはこれまでやってきたあれやこれやの資料がごちゃついた状態になっているので、これは一度きっちり整理をしたいところです。そしてきっと連休は終わっていくことでしょう。

皆様よき夏を。

こんぶトマト文庫のふみくら

本屋「こんぶトマト文庫」のホームページです

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