今週の書評で気になった本 11月第3週

11月19日(日)神奈川新聞書評より


書名:解離と嗜癖

編著:横道誠

出版社:教育評論社

価格:1,980円(税込)

ISBN: 978-4-86624-087-9

↑出版社のページがうまくリンクしなかったのでhontoのページになります。

書籍の直リンクはこちら↓

https://www.kyohyo.co.jp/publication/detail.html?pid=187


得体のしれない表紙と堅いタイトルのアンバランスさが際立つ一冊。

『みんな水の中』(医学書院 ケアをひらくシリーズ)なども書かれている、ADHDとASDを併発した著者による現実と幻想が交錯する日本紀行文。

第二部のタイトル「全国・嗜癖・人生を振りかえって」という言葉の並び、その行く末が個人的にとても気になりました。


解離、はともかくとして、嗜癖、という単語はあまり耳馴染みがありません。字面からおおよその意味は掴めるものの、手元の国語辞書には載っていませんでした。

嗜好、その癖。ここに"癖"という言葉が付随することで、単に嗜好と書くよりもどこか偏執的でより当人の心に切実であるような雰囲気が漂っています。

自分の嗜癖はどのようなものか。ふと考えてしまいます。


追記

本書を購入して読んでいたところ、冒頭で

「嗜癖とは依存症の対象となる物質や行動」と書かれていました。精神疾患に関係する用語として紹介されているからか、想像していたより随分と切迫した語義が書かれていて、自分の想定の甘さを痛感しました。

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