雨が夜更け過ぎに雪へと変わったその時の話
このところ本業がわっちゃわっちゃしていて全然時間を設けられず、いざ来月の準備をばとあれやこれやのための筆を執ろうとするものの全然指が良い感じに動かないので、リハビリがてらいい加減な日記をこしらえる。
初めて「車のバッテリーが上がる」という悲劇を経験した。
昨夜車を借りて運転してて、帰路につく前にちょいとコンビニに停めてエンジン切ってぼうとしていた。
そこで室内灯をつけっぱなしにしていたのがまずかった。結果あっという間にバッテリーが上がってしまい、車は動かなくなった。
日ごろ車に乗っている皆様からしたら「何バカ言ってんだ、そりゃなるに決まってるだろ」と思わず嘲笑したことだろうと思う。そして全くその通りである。深夜1時のセブンイレブンの駐車場でうっかりバッテリーやっちゃって立ち往生している様はなんとも滑稽だった。
シェアカーで借りていたものだから緊急用の番号がすぐわかるところに書いてある。早速電話して応対を願った。そしたらロードサービスを呼んでくれるとのことだったのだけど、安心保障サービスといういわゆる保険には入っていなかったため、費用をきっちり満額支払う羽目にもなった。保険入ってたらたかだか330円で済んでいたものが、とりあえずケタ二つ増えた。
余談だけど、あとあと調べてみたらやはりシェアカー会社経由の依頼はだいぶと高くついていたようで、自分で業者さんを呼んで対応してもらったらそれよりは幾分か安くついていたようだった。そもまず保険入ってたら330円で済んでいた話だったのだけど。
不運なことに近場の作業員は今出払っているとのことであと1時間くらい待ってもらうことになる、と言われてしまい、もう笑うしかなかった。観念して脳ミソ開き直らせて、先日ダウンロードしたはいいものの全然手を付ける時間がなかったゲーム『ガラージュ』をやることにした。工業的で退廃的、幻惑的で終末感漂う沈鬱な世界を彷徨する主人公を操作して、その世界から抜け出ることが目的のゲーム。知る人ぞ知るカルトゲームであり、かつて販売されていたPC版は10万以上のプレミアがついていた。それがスマホ版として現代に復活する。面白そうだと思いながらも指くわえてプレイ動画を見ているしかなかった身としては待ちに待った一本だった。ビジュアルが気になった人は是非ともやって見てほしい。アンドロイド版もiOS版もある。
なんだかんだ気を持ち直してゲームに夢中になっている間に、作業員の方が到着していた。外はいつのまにか雪が降っていた。人当たりの良い雰囲気のその人は手際よく作業を進めていき、あっという間に終わった。ものの5分もしなかったと思う。何度か念押しで張られた「通常ではそう起こらないけれど、極めて稀に復旧しない場合もある」という予防線は無事突破されることなく、するりとエンジンは復旧した。せっかくなので無知にかこつけアレコレと質問攻めして、ほんの少しばかり車のバッテリーの事を知ることが出来た。とりあえずやっちゃあならんことはやっちゃあならんのよ、という事を肝に銘じて改めて帰路についた。
結局、車を返したときにはもう3時半を回っていた。帰宅途中のコンビニには既に朝刊が置いてあったから、書評用に1部購入していった。家に帰って、すぐに寝た。
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