タピオカって言うほどおいしいか?

自分の身の回りの事物について、なるべくなら自分でその良し悪しを決めていきたい(今日もやることあるのに逃避的雑記です)。


たとえば、今ちまた(というか多分主にツイッター)(下手したら弊社の人間は全員知らない)(でもツイッターが社会の窓口となっている身としてはもはやそこで流行している=全米が泣いたクラスのソレ)で流行っている、モルモット車アニメーション。ファンアート的なものも大量に発生していて、最新話が公開されるや否やあちらこちらで仕込みを発見したり考察しあったりでみんなモルモット車に夢中な様子。

ほうほうそんなに流行っているのであるならば、と一通り見てみたけれど、特にグッとは来なかった。というかあれはあまりにも短すぎる。ツイッターやユーチューブが当たり前となった結果、長い文章や動画が忌避されるようになった、みたいな話をどこかで聞いたけれど、そういう時代にはまさにうってつけの長さなのだろう。が、物足りないことこの上ない。

少し前に、これまたちまた(以下略)で流行っていたロシャオヘイも、友人Aが完全にハマっていたしちょっくら観に行こうということで字幕版を観に行った。結果全くピンとこなかった。どうして自分は面白いと思えなかったのだろう、とむしろ自分を省みるくらいの熱狂を沸き起こしている作品であっても、刺さらないものは全然刺さらないわけだ。残念なことに。


この「刺さる」「刺さらない」という指標は、いざ自分にぶっ刺さるかどうかを試さない限りどっちに転ぶかわからないから面白い。

上の例みたくどれだけ周りにおすすめされたとしても世間で盛り上がっていたとしても、本当に申し訳ないくらいに興味を持てなかったりもする一方で、誰一人見向きもしていないようなものが自分にとってのマスターピースとなることもある。それらの指向が一致することだってもちろんあるので、「流行りものがいいとか言ってるのはダサい」と斜に構えて食わず嫌いをするのは大変もったいない。僕は危うく和山やまの面白さをスルーしてしまうところだった。

でも「食わず嫌いは良くない!」っつって、わざわざ自分が苦手とするジャンルのもの、もっと言えば嫌悪感を覚えてしまう類のものまで観てみる読んでみる必要はそんなにないと思う。昔『SAW』を観て「これグロいながらも面白いな!」となって2と3を観たけれど、だんだんとグロ要素がてんこ盛りになっていく一方で物語のサスペンス感はしょぼくなってったのが耐えられなくなって3で観るのやめてしまった。でもミミズ人間も2は観れるんじゃないかと思ってる。ないけど。


昨日公開された『ゆるキャン△Season2』の第8話はだいぶ深いところまでぶっ刺さってくれたので、とても楽しい。

打算も見栄もなくただ真っ直ぐに「これ大好き!!」と言い切れちゃうものがあると、ほんと楽しい。

こんぶトマト文庫のふみくら

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