7月30日(日)10時49分

気が付けば、灼熱の陽光を意地でも堅持し続けている7月が終わろうとしている。

水面下ではいろいろやっています、という自己弁護はさておきとして、対外的には至って静寂そのもので、オッ生きてたと思われても仕方ないくらいに、仕事をしていない自責の念がタイダルウェーブしてくる。怠惰なので怠惰るウェーブとも言えるかもしれない。このしょうもない発言で0.1度でも気温が下がればいいのにと願ってやまない。


私事にはなるが、今年度目標にしていた「通りしなに取れる資格の類は可能な限り取っていく」はいったんの終結を見た。

とある資格試験のため、初めて千葉市の方面へ行くことにもなった。そのついでに千葉市中央図書館へも足を運んでみたのだが、さすがに全種ではないのだろうが、全国各地の地方紙が閲覧できるようになっていたのには驚いた。北は北海道、南は沖縄まで。河北新報や山梨日日新聞、伊勢新聞などもあった。そして工業系や農業系などの各業界新聞も。その他の蔵書の豊富さや障害者支援コーナーの利便性など、目を見張る箇所が多々ある図書館ではあったが、新聞のコーナーの充実ぶりに最も度肝を抜かれた。


昨日、明日閉店を予定している名古屋のちくさ正文館書店本店へ行ってきた。一部記事やSNSでは「ちくさ正文館がなくなる」といった認識のようだが、実際には店舗営業をやめてインターネット通販を予定しているほか、名古屋市内の名城大学にも店舗があり、HPを確認する限りでは、そちらは今のところ継続して営業するようなので、そこは念頭に置かなければならないことだと思う(「そういう話じゃないんだよ」という言葉は大変ごもっともとして)。

名古屋居住時代から青春18きっぷには幾度もお世話になっていたが、名古屋⇔関東の往復を一日でこなしたのは初めてだった。朝に出て、昼すぎに着き、2時間ほど滞在して、また帰る。駅までの行程も含めると片道6時間は優にかかるので、今回のように、ピンポイントでの目的がある場合に限りの手法だなと思った。ただひたすらに電車に乗りたい、という日ならまた別として。

店は多くの人で賑わっていた。棚の端から端までじっくりと見て回る、には人が多く、可能な限り見て回った中で気になっていた雑誌と気になった雑誌を5冊、VHSをひとつと文庫を1冊買った。錯綜した閉店の報せの中で、そういえば月曜社さんがブログで書いていたのが確定情報だったな個人的には、という気持ちがどこかにあったのか、月曜社さんの『多様体』の③と⑤を買っていた。

名物店長はいろんな人と話をしていた。来客の多い人だろうし、今日も明日も店に立っているのだろうと思う。

下記記事によると、およそ半世紀ほど店に立ち続けた記録を本にしてまとめるとのこと。楽しみだ。

無様でも細やかでも、やれることを只やっていく。日々に圧し潰されていても、漸進を続け続けることを堅持する。それしかできないしそれこそがやることだろう。

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