5月22日(月)22時29分
マニキュアを塗る、というのを実践した。左手の親指だけ。近くの百円ショップで売っていた、濃い緑のマニキュアで。
成分:酢酸エチル・酢酸ブチル・(アジピン酸/ネオベンチルブリコール/無水トリメリト酸)コポリマー・ニトロセルロース・クエン酸アセチルトリブチル・イソブロパノール・ステアラルコニウムヘクトライト・オキシベンゾン-1(+/-)酸化チタン・赤201・赤202・赤220・黄4・青1・佐奈k鉄・コンジョウ・グンジョウ・マイカ・青205
最初のエチルとブチルまでは予測変換で出てきたけれど、そのあとの大体は一発で全部変換できた単語はなかった。そも文字が小さかったので、濁音と半濁音を取り違えているかもしれない。だったとしても間違いに気付ける素養は残念ながらひとかけらもない。
髪も染めたことがないのにマニキュアを塗った。
決して見てくれは良くないボコボコの出来栄えになり、最初ならこんなもんだろう、という落ち着いた頭と、自分の爪に色がついているの面白いな、という興奮と、自分を手入れする行為って良いな、という感動があった。
せっかくなら昨日一昨日と外に出ていたのだから、その時にやればよかった。もう少し早く踏ん切りをつけていれば、もう少し楽しいことになっていたかもしれないのに。ひどく純粋に惜しい気持ちがある。
頭の中で滞っていることがいくつもあると、何もしたくなくなる。漫然と時間が過ぎていくだけの時間を過ごしてしまう。
さっきも少しそんな気分だった。それが少しだけ、確実に晴れた。
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