5月16日(火)21時15分

今日は午前中から神保町へ行った。

目的は、田畑書店さんと八木書店さんへの仕入れ行脚。

本当はもっと気さくに且つ頻繁に訪れたいと思っている。実際なかなかそうはいかないことを承知しつつ。活きたものに触れ続けることが、自分の場を活きたものにし続ける最善の方法だと思う。

とは言ったところで、じゃあ行くかと思い立ったらすぐに行ける距離にあるのだから、もう少し活発に動けばよいのにと思う。自分のことながら。

あまりその辺の取り回しが上手くないのだろう。そういう不足は常にある。元より満足しきることがどれだけあるのかとも思うが。



おかげさまで追加発注するほどにご好評なポケットアンソロジー、追加のリフィルとブックジャケット、そして昨日から流通が始まった「アンソロジスト」のvol.5。

追加リフィル共々棚に並べられるのは、明日の夕方、おそらくおもて珈琲さんの閉店前後になる予定。

情報のルートが限られている身としては、ツイッター経由の情報はやはり有難いものがある。とりわけ八木書店さんのツイッターは小まめに更新してくれる上情報の単純な総量が多く、もちろんそれゆえに全部呑むのは難儀するのだけど、とても助かっている。

今回の仕入れもそれで見つけた本になる。

田園都市出版社から刊行された、珈琲に係る22の作品を編んだ一冊『珈琲譚』。

原民喜や芥川龍之介、寺田寅彦などの小編が収められている。これもまたアンソロジー。


これは来週の日曜日にはBOOK PORT CAFE内の店頭へ並べる予定。

この日は文学フリマがあるので、午前中の早い時間に一度お店へ行き、今週の文庫や書評などを整えていく算段にしている。

文学フリマ、今のところトラブルが無ければ正午過ぎくらいには到着する見込みで、気軽に回るにはもはや広大すぎる気がしてならない会場を大体2時間半くらいで駆け巡る日程となっている。

地図を作成し各チェックポイントは抑えてあるので、走路の確認に余念はない。もちろん実際には走らない。危ないのはだめです。


余談おしまい。

同出版社から出ている雑誌は直販のみとのことだったので、こちらは別途購入。


その他客注品や補充品、それに帰りしなに立ち寄った@ワンダーやブックオフでも少々追加で古本を買い、最終的に鞄の重さは8.5キロほどになった。肩を中心とした疲労感が途方もない。

これはもうキャリーカートを使っていいレベルの重さだろうと思ったけれど、そうなると「じゃあもっと重たくしても大丈夫なんですね」という精神が働き、きっとひどいことになるので、これでよかったんだとひとりごちる。

昔まだ名古屋に住んでいた時、秋の神保町ブックフェスティバルへ空っぽのキャリーバッグを持っていき、帰りには車輪があるはずのそれを引きずるようにして帰路に着いた覚えがある。なまじっか容積と余裕があることを知るとその上限まで愚かしくなる。私はそういう生き物。

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