"游書簡『舫』"の話
去年の長月から始めて、三号までは隔月ペースで、四号からは少しペースを落として三カ月に一回のペースで作成しています。続く五号は文月の頭に刊行予定となっています。
書簡、と銘打ってあるように、これはひとつの手紙のようなものです。
こういった手製の冊子や製本された書籍は一般にZINEやミニコミなどと称されることが多いですが、作ってる当の本人たちにはあまりそういう呼称を冠する気が起きず、それゆえに、書簡。
こんな内容のものになります。
〇表紙
題字と目次になります。
「舫」という字は、私達とご縁ある方々に書いていただいています。号数でもある左上の切手絵は、その方にちなんだロゴを描かせてもらっています。
〇羅針本
文・BOOK PORT CAFE店主
「羅針のように自分の在る位置、そして進む方向を指し示す本のこと」と定義し、毎号一冊の本を紹介しています。
これまで紹介した本
一号:奇跡の本屋を作りたい/久住邦晴(ミシマ社)
二号:常世の舟を漕ぎて ~水俣病私史~/語り 緒方正人 聞き書き・構成 辻信一(世織書房)
三号:海からの贈り物/アン・モロウ・リンドバーグ 訳 吉田健一(新潮社)
四号:蠅の王/ウィリアム・ゴールディング(新潮社・早川書房)
〇冒頭小説
著作権が失効し、パブリックドメインとなった短編小説等の冒頭2000文字余りを掲載しています。途中400文字までは表面に、残り1600字ほどは裏面に記載されています。
該当の作品が収蔵されている文庫はBOOK PORT CAFE店内にて販売しています。
これまで掲載した小説
一号:魔術/芥川龍之介
二号:運命論者/国木田独歩
三号:人形の家/ヘンリック・イプセン
四号:グスコーブドリの伝記/宮沢賢治
〇ワンダリング フロム ブックス
文・こんぶトマト文庫店主
放っといたら本の話ばかりすることになるので、本から離れたことを書いています。
これまでの話
一号:最初のご挨拶文
二号:VHS
三号:レコード
四号:山陽西小学校ロック教室(映画)
我ながら、取り留めも無ければ落ち着きもない迷走しきりな一頁です。そういう感じです。
〇水脈
文・BOOK PORT CAFE店主
水脈(みお)とは「船の通ったあと。航跡」のことをいいます。徒然に思うままが綴られています。
〇裏面
今号の題字を書いていただいた方の事の紹介、BOOK PORT CAFEの店舗情報等を記載しています。
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