7月20日(土)23時10分

転換点を迎えている、ような気がしたけれど、そんなものはとっくの昔に通り過ぎていて、既にその途上をひいこら言いながらひた走っているだけのような気もする。

なんで自分、こんなになりながら本を売ってるんだっけ、というところの。

仕事でもない、かといって遊びとは思いたくない、でも非常に半端で、かといって真剣なところもある、そういう、本当に何もかものあわいに立ちながら続けているもの。


ちょっと機会があって、このあたりのことを延々と考えてかつそれをそこそこの分量の活字に起こしてなんならデジタルの海に放逐するのみならず現実世界へ形にする予定になっている。商業的なものでは無論ない。でも結構かっきりと。少なくともフリーペーパーとかではない。

そんなもの一人でやればいいのだけれど、まぁこれも流れと言うか縁もあって、11人ばかりを巻き込むことにしている。みんなすまんね。


何もかもをギリリと引きずりながら、足元がおぼつかないままに、それでも拾えるものは際限なく拾っていきたいし、拾ったものは捨てずにとっておきたい性分でもあるので、背の荷物は膨大な量になっている。

褒められることも多分にしてあるけれど、単に不器用なだけなのだろうと思う。久々に高倉健さんを観たくなった。『ブラックレイン』でも観ようか。


真面目なのだろう、こういう人間は。面倒臭いのだろう、こういうのを相手にするのは。

そう思うことも時折ある。人とやるって結構な面倒が生じるので、そこで生じる摩擦・軋轢・衝突は、時に疎遠の入り口になる。

どこまで真面目にやるべきなのか、と考えることもしばしばあるけれど、そもそもの話自分のためにやっているきらいがあるものでもあるので、わざわざ折れたくないところで折れる必要はないのでは、という、輪をかけて面倒臭い人間に成り果てる境地に至っている。

こんなんと日ごろ仲良くしてくれている皆さん本当にありがとうございます。



7月は準備期間・充電期間と定めていた。気づけば2/3が終わっている。

来月も比較的、表向きには静観となるのだろう。実際は9月とその先に向けての準備でとても慌ただしい。

書評や仕入れなどいつも通りの仕事もあるし、加えて工作するものがいくつか溜まっている。9月からは4ヶ月連続で定例のマルシェ含め毎月何か催しを主催する予定だし、書くものも何故かたんまりとあってそれに伴って読んでおかなきゃいけない本もある。新しいモニターを買ってノートPCにつないでデュアルディスプレイにしてみたのだけど、とても仕事の効率が上がった気がする。気がするついでに今後の予定をリストアップして整理してみたら、ちょっと引いた。拾って捨てないのは殊勝な心掛けだけど、拾う前に考えることは多分あった。のだけど、じゃあそこで拾わない選択肢というのはあるのだろうか、と考えたら、視界に入った時点で終わっているし始まってしまったのだろうと思う。潔くいきましょう。


好きなバンドの好きな曲のPVが公開されていた。くそったれが、という反骨が心から湧いていて出てくる。

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