5月9日(火)22時57分

マニキュアを買ってみた。近場のスーパーに隣接している百均ショップで。緑色の。

特に何かきっかけがあったわけでもなく、ふと「マニキュア塗ったらどうなるのだろう」と思っただけだ。

女性を装う、と書いて女装。それはつまり「身に着けるものが女性のものであればそれは女装」となるのだろうか。しかしマニキュアは女性のものなのだろうか。そも「女性のもの」とはなんだ。少なくとも身体から剥離可能なものに関してはそれを「女性のもの」と断定することはできないのではないか。

調べたらトップやらベースやら保湿やら甘皮やらなんやら出てきてなんて面倒な!と思ったけれど、友人に訊いたら「とりあえずヤスリとマニキュアいっこあればおっけーおっけー!」とのことだったので、その二つと除光液とコットンを買った。

気が向いたころにやってみようと思う。


先週開かれたコミティアで買いたかった同人誌を通販で買った。

その結果、樹海に行きたくなった。もちろんきっちり帰ってくる前提の、樹海探索というやつに行きたくなったのだ。

こんトマでも販売している『生活保護特区を出よ。』を描いているまどめクレテックさんも樹海探索をしているとのことで、そこからハリジャンぴらのさんのことを知った。同作の解説を書かれていて、これがまたすこぶる素晴らしい。

それはさておき。

前からほんのり気になっていた樹海に、どうやら本格的に行ってみたくなってしまったようだ。

別に死体を見たいわけではない。どちらかと言えばおそらく苦手な部類にあたる。過去に何故か大学の実習で解剖をしたことあるので、そしてそれを何とかやり切ったので、死にたてほやほやではない死体に全く免疫がないわけではない(きっとああいう保全されたものと樹海のそれとはまったくの別物だろうが)。だが、じゃあ好き好んでグロいものを!とはならない。モーコンのフェイタリティ集を深夜に眺めているときは大体疲れている。


樹海ではないけれど、一度京都の山奥を彷徨ったことがある。

かの有名な伏見稲荷大社を一人歩いているとき、ふと気づいたら鳥居が一本もない道を歩いていた。間違いなく正路からは外れている。人々の喧噪や文明の騒音から遠く離れた、静かな森の中にいつの間にか立っていた。出てくるのは狐かはたまた旅僧をかどわかす妖か。泉鏡花が描いた世界はああいうものなのだろうかと今にして思う。


人と行動することが苦手なので、ソロで行けないだろうかと【樹海探索 必要なもの】でググったら、ガイドさんが付いて自然歩道を歩く樹海探索ツアーばかりが引っ掛かった。そういうんじゃないんだ。よくよく考えたらそりゃあ素直にイリーガルな情報が出てくるわけもなかった。

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