気持ちの上では

①毎日百冊くらい本読みたい

世の中には今からこれくらいのペースで本読み始めて到底読み切れないほどに本があって、さらに言えば同じ本を何度も読みたくなることだってあるのだから、せめてこれくらい読ませてくれよみたいに思うことがある。

別に速読とかいうやつをやりたいとかではなくて、むしろああいう「詰め込む」読書は多分しんどいのでやりたくない。お仕事で読むもののような、とりあえず頭突っ込んどけ的なものくらいでしかしたくない。

じゃあ1日24時間の内でそんな読めるわけないだろうって思うじゃないですか、僕だってそう思います。ならばどうしてほしいかっつったら1日が大体3000時間くらいあって、そしたらなんとかいけるんじゃないかって思うのです。もちろん今の時間間隔を1/125にして実質3000時間!という、だからどうしたという類の詭弁を弄してそう言い張ってもいいわけですけど、それだと結局new時間単位の中で作業単位でしかないので、やはりnow時間単位においての3000時間が欲しい。それが毎日なので精神と時の部屋なんて目じゃない。


②毎週ライブに行きたい

この前ひっさびさにライブハウスへ行った。何年ぶりだろうか。少なくとも2020年以降一度も行っていなかった。

学生時代、ライブハウス遊びを覚えた頃は毎週ライブに行っていた。なんなら二日連続で行ったりもしていた。最初の頃はキャパが四ケタくらいの大きなハコ、小さくても数百は入るくらいのところへ、タワレコやHMVでレコメンドされていたり雑誌で紹介されていたりmixiのコミュニティの人数が数千人いるようなバンドのライブを観に行っていた。

次第にだんだんと小さならハコ、100人スシヅメで満員御礼になるようなところへよく行っていた。ステージに立つ世間様的には無名甚だしい人たちがいろんな汁を飛ばし散らしながら掻き鳴らすうるさい音楽に夢中になっていた。そういう時期もあった。

だから久々に行くライブハウスは、とても楽しみだった。もちろん光景は一変していた。誰彼もがマスクをしていたし、演奏が終わっても歓声ひとつ上がらなかった。思わず叫びそうになる心の衝動を新入りの理性が強力に押さえつけてくる。きっと誰彼もがそう。でも、じゃあそれで音楽の良さが無くなるのかと言えば、そんなわけもなくて。

良いライブばかりじゃないのは当然。本だって映画だってなんだってそうだ。だからせっかく赴いたライブハウスでとてもガッカリしてしまうことなんて数えきれないくらいあったし、嫌な思いをしたこともある。それでも、音楽を全身に浴びて心震わす瞬間があることを理解してしまっているから、きっとこれからもライブハウスへは行く。


しかし残念ながら

今住んでいるところの近くには通い詰めたいライブハウスがなく、というかそもライブハウス自体が無く、さらにはなんやかんやとこんトマ関係で時間もお金もララバイなのでそんな余裕あるわけもなく。

その甲斐あってか、家のオーディオ環境がだんだんとよくなっていく一方だ。

とても好きなバンドの圧倒的なライブ映像。そして始終不穏な名MC。



③毎日家でご飯作りたい

結局のところ、自分で作るご飯が一番いい。コストも味も中身も。そういう風に生きてきている、というより、単に大飯喰らいで選り好みするタチだから、自分で作るのが最適解だ。

とはいえ、五合炊いたお米が一日で無くなったときはさすがにどうかと思った。

そして、気持ちの上では、と冠しているということはつまり、なかなかそういう訳にはいっていないということだ。最近のお昼ご飯はカロリーメイトとカップスープ。だんだんと面倒になってきてでそれでいいやとなっている。それってどうなんだと自問しつつもそう崩れてしまっているのは、ひとえに今の日常生活の負の側面の顕れなのだろう。

しかしやはり、自分のご飯はとても好きなので、きちんと作っていきたい。ひとまず明日は豆腐を食べる。

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